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繰り返すニキビの原因は?
予防スキンケアと生活習慣【動画付き】

繰り返すニキビの原因は?予防スキンケアと生活習慣【動画付き】

繰り返しできるニキビに悩まされる人も多いのではないでしょうか?その原因は、スキンケア化粧品や生活にあるかもしれません。今回はニキビを繰り返さないための予防策として、スキンケアのキホンと意識したい生活習慣を紹介します。

ニキビは、毛穴の中でニキビの原因菌(アクネ菌)が増殖し、炎症を起こしている状態です。皮脂や古い角質が毛穴に詰まると、ニキビができやすくなります。まずは、繰り返す大人ニキビの主な原因を確認してみましょう。

ホルモンバランスの乱れ

月経周期と女性ホルモンのバランス プロゲステロン エストロゲン 月経期 卵胞期 排卵期 月経前 厚生労働省 スマートライフプロジェクト 女性ホルモンとうまく付き合っていくには? 増える月経トラブルとその対処法を基礎から知ろう より

女性の体や心に大きく影響する女性ホルモン。エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という2つの女性ホルモンは、肌とも関わりが深く、月経周期で変動しています。

  • エストロゲン:肌のうるおいを保つ
  • プロゲステロン:皮脂の分泌を促す

月経前は黄体ホルモンが増え、皮脂の分泌が活発に。多くなった皮脂で毛穴が詰まりやすくなり、ニキビの発生へとつながります。

また不規則な生活やストレス、睡眠不足などでも、女性ホルモンのバランスが乱れることがあります。

肌の乾燥

肌の水分が減少して乾燥すると、肌表面の角質層が硬くなります。すると、本来ならターンオーバー(細胞の生まれ変わり)によって剥がれ落ちるはずの角質が肌に蓄積。余分な角質が毛穴をふさいでしまい、ニキビの原因菌が増殖しやすくなります。

また減少した水分を補おうと、皮脂の分泌が増えることもあります。

紫外線ダメージ

紫外線を浴びた肌は、皮膚の角化が促進され、毛穴が詰まりやすくなります。また、紫外線により皮膚の免疫力が低下し、ニキビ菌が繁殖しやすくなり、ニキビへとつながっていきます。

大人ニキビを繰り返さない肌を育むスキンケア【動画解説】

大人ニキビを繰り返さない肌を育むスキンケア【動画解説】

繰り返しやすいニキビを防ぐスキンケアは、洗顔・保湿・UVケアが基本の「き」。ポイントを押さえましょう。

【ニキビ予防】正しい洗顔方法

炎症が起きているニキビ肌を刺激しないように、こすらず優しく洗うことが大切です。

  • 1.手を洗ってから、人肌くらいのぬるま湯で顔をすすぐ
  • 2.洗顔料をよく泡立て、きめ細かい泡をつくる
  • 3.泡を顔全体に広げ、大きな円を描くように優しく洗う(10秒くらいが目安)
  • 4.ぬるま湯で7~8回ほど、優しくすすぐ。小鼻や髪の生え際にすすぎ残しがないかチェック!
  • 5.清潔なタオルで水分を優しく押さえる

間違いだらけ?ニキビ肌の洗顔

【ニキビ予防】正しいスキンケア

水分と油分をバランスよく補うことがニキビケアのポイント。ニキビを防ぐ有効成分が配合された、薬用化粧品(医薬部外品)を取り入れてみるのもおすすめです。

化粧水

  • 1.500円玉くらいの量を手にとる
  • 2.円を描くように顔全体に広げて、手のひら全体で顔を3秒間包み込む
  • 3.両ほほ、おでこ、小鼻の横をそれぞれ2~3秒間おさえる

優しくそっと包み込むように浸透させましょう。

美容液

美容液を使うときは、化粧水の後に塗布します。化粧水の手順と同じように、優しくなじませます。

美容液のタイプはさまざま。

  • 医薬部外品に分類される、直接ニキビをケアするもの
  • ニキビのもととなる角質をケアするもの

などがあります。自分の肌状態に合ったものを選び、優しくケアしましょう。

クリーム / 乳液

最後にクリームや乳液で、うるおいを閉じ込めます。指2本で優しく押さえるようになじませます。なお、皮脂の多い部分やニキビは避けたほうが無難です。

ニキビがある部位は、炎症を起こしていてデリケートな状態。動画を参考に、特に優しく塗ってくださいね。

ニキビ肌必見!スキンケアのキホン

【ニキビ予防】正しいUVケア

紫外線は季節や天気に関わらず、1年中降り注いでいます。日焼け止めは朝のスキンケアの一環として、毎日塗るようにしましょう。適量の日焼け止めを、おでこ・鼻先・両頬・あごの5点にのせてから、顔全体に丁寧になじませます。

適量や塗り方の注意点は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

【対策】ニキビを繰り返さないための生活習慣

【対策】ニキビを繰り返さないための生活習慣

睡眠や食事などの生活習慣も、ニキビと深くかかわっています。この機会に見直してみませんか?

良質な睡眠時間を確保

睡眠中は、肌のターンオーバーを促す成長ホルモンが分泌されます。特に入眠後、90~120分の間に多く分泌されると言われているので、寝つきの良さが重要に。

寝る前のスマホやテレビなどの強い光は、寝つきの妨げになるので避けましょう。
できるだけ、平日は6時間以上の睡眠をとることが理想的です。

ストレス発散を心がける

ストレスをゼロにするのは難しいものですよね。無理なくできることを取り入れて、こまめに発散していきましょう。

  • 寝る前に間接照明の下でストレッチ
  • ベッドに入る2~3時間前に、お気に入りの入浴剤を入れて入浴

これらの習慣はリラックスするだけでなく、寝つきがよくなり快眠にもつながります。ただし、寝る直前の入浴は寝つきをさまたげやすいので、気をつけてくださいね。

バランスよく食べる

「チョコレートやケーキなどの甘いものは、ニキビの原因になりやすい」と聞いたことがある人は多いはず。実は食べ物とニキビの因果関係は、まだよくわかっていないそうです。

とはいえ好きなものばかり食べすぎると、栄養バランスが偏ってしまいます。5代栄養素をバランスよく取り、全身の健やかさを保つように心がけることで、ニキビ予防も期待ができるでしょう。

5大栄養素 主な食品 糖質(炭水化物) ごはん、パン、めん類、いも類など 脂質 肉や魚の脂肪、油、バター、マヨネーズなど たんぱく質 肉や魚、卵、大豆、牛乳など ビタミン 野菜や果物、いも類、穀物など ミネラル 乳製品、海藻など

なかなか治らない大人ニキビは医療機関へ相談

繰り返す大人ニキビは、正しいスキンケアと生活習慣の見直しで対策できます。ただし、対策をしてもニキビを繰り返す、長引くというときは、医療機関に相談してみることをおすすめします。

野村皮膚科医院 院長
野村有子先生

医学博士。皮膚科専門医。慶應義塾大学医学部卒業後、同大学医学部皮膚科教室に入局。神奈川県警友会けいゆう病院皮膚科勤務を経て、1998年に野村皮膚科医院を開院。
一人ひとりの患者を大切にした丁寧な診察や、治療やスキンケアなどのきめ細やかな指導に定評がある。

野村有子先生
野村有子先生

野村皮膚科医院 院長
野村有子先生

医学博士。皮膚科専門医。慶應義塾大学医学部卒業後、同大学医学部皮膚科教室に入局。神奈川県警友会けいゆう病院皮膚科勤務を経て、1998年に野村皮膚科医院を開院。
一人ひとりの患者を大切にした丁寧な診察や、治療やスキンケアなどのきめ細やかな指導に定評がある。

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