
肌で感じた、あの日の優しさ。
肌のやわらかさに、心が緩んだ。
大切な人の手のひらが、そっと肌に触れた。
肌は、人生のあらゆる瞬間を共に過ごした、
人生そのもの。
肌を通して、
家族、友人、パートナーとの
大切な「想い」も生まれます。
皮膚科学と「肌」に向き合って
50年を迎えたラ ロッシュ ポゼが、
肌でつながる想いを、
大切な人ヘの50の手紙にして届けます。
母へ、今度は「ただいま」を
覚えていますか、学校へ行く時、いつも玄関まで見送ってくれたこと。
「いってらっしゃい、気を付けてね」の優しい声、僕のほほを両手できゅっと包んでくれたこと。
社会人になり、実家を離れ見送ってくれる人がいなくなった時、どれほど深く愛され、守られていたかを実感しました。
今も実家に帰ると、小さい子供のように扱ってくれるけど、僕はもう大人だよ(笑)。
「次はいつ帰ってくるの?」と、次の帰りを期待するその姿に、これからは僕が守らなければならないと感じるようになりました。
肌で感じてきたその変わらない愛情に、心から感謝しています。
あと少しで乾燥が気になる季節だから、お母さんが好きそうなクリームを持って帰ります。
いつまでも母を想う息子より

父親になっていく兄貴へ
テレビ電話で見た兄貴の顔。
少しシワが増えたように見えたから、初めての子育てでよっぽど大変なのかなって、少し心配したんだ。
でも、兄貴のゴワゴワしたあの手で、赤ちゃんに優しく触れるのを見ていたら、僕の知っていた兄貴とまた違う「優しさ」を感じて、なんだか胸が温かくなったよ。
きっと赤ちゃんの柔らかい肌に触れるたびに、兄貴は一歩づつ「父」になっていくんだね。
これまで知らなかった「優しさ」とか「守りたい」って気持ちを、肌で感じて。
これからもその手で、たくさんの温もりと愛を育んでいって欲しいと、心から思ったよ。
今度、初めておじさんになった僕も、赤ちゃんに会いに行くね。
兄貴の背中を追いかけてきた弟より

娘へ
先日、玄関であなたが日焼け止めを塗っている姿を見かけました。
その真剣な横顔に、お父さんは少し驚きました。
昔ほど一緒にいる時間も無くなって、日焼けを気にするようになっていたことに気が付きませんでした。
幼い頃からバスケットボールに打ち込んで、おしゃれにも疎く、まだまだ子供だと思っていたのに。
今、お父さんは、これもあなたの成長の一環なのだと、自分に言い聞かせています。
あなたの成長が、お父さんにとって何よりの喜びであり、少しの寂しさは仕方がないのだと。
でも、どうかそのままで、あなたらしく輝き続けてほしいと、お父さんはいつも願っています。
父より

隣にいるだけで、ほっこりするあなたへ
新婚生活、始まったばかりだね。
あなたは何をするにも、丁寧。
お掃除が得意なのも、知ってたけど、
私と一緒に始めたスキンケアも、そう。
毎日欠かさず続けてくれてるのが、嬉しいな。
あのね、クリームを塗るときの、あの手つき。
両手でほっぺを包んで、きゅっーと二秒。
心の中で「しみこめー」って、呪文を唱えてるのかな。
その真剣な姿が、ちょっとおかしくて、でもすごく愛しい。
あなたの、そういう真っすぐなところが、私は本当に好きだよ。
なんだか、じんわり温かい気持ちになる。
これからも、隣で、そういうあなたをずっと見ていたいな。
あなたのとなりで、いつも笑顔な私より

大好きなおばあちゃんへ
おばあちゃんの花を生けるおばあちゃんの瑞々しい指先が、私の大切な道標です。
たくさんたくさん動く指先が花と同じように生き生きとして見え、昔から大好きでした。
そして、気が付けば私も花の道へ進みました。
この間、花を生けているときの自分の手が、おばあちゃんの手に似てきたことに気が付きました。
幼い私にも優しく生け花を教えてくれた手、優しさの中にもしなやかさ、繊細さ、強さのある手。
そんな、凛としたおばあちゃんの手に、また少し近づけたような気がして、誇らしくなりました。
この間、いいハンドクリームを見つけたので、近いうちに持って帰ります。
また一緒に花を生けましょう。
孫より

再会の日を、楽しみに
年に数回の帰省で寝食を共にする、家族。
離れて暮らして長年経っても、空気のように自然な存在で、なくてはならない存在。
肌の弱い家系だから、スキンケアもおばあちゃんから甥っ子ちゃんまで、みーんな、ほぼ一緒。
“おすすめのスキンケアある?”なんて話題から話に花が咲くことも多いよね。
気づいたら勝手に使われているなんて日常茶飯事。犯人は、そう。いつも姉。
でもそういうやりとりも実は貴重なコミュニケーションになっていて、良い思い出なんだ。
今度帰る時にはまた、みんなで楽しめるスキンケアを持って帰ろう。
探偵 妹より

妹みたいな同僚へ
覚えてる? あなたが新入社員として、「よろしくお願いします!」って少し緊張した顔で言ったあの日。
あれから3年、毎日一緒に働き、大きなプロジェクトも乗り越えたね。
隣にいて、互いの肌の具合を見ては「あ、最近頑張ってるな」って、言葉なく察するようになった。
「好きな人って似てくる」って言うけど、今では肌トラブルのタイミングまで同じに。
それも同じ時間を共に頑張ってきた証かな。バズってるスキンケアも、分かち合える最高の相棒だもんね。
今では私にとって、友だちで、同僚で、可愛い妹のような存在になったあなた。
これからは一緒に、後輩たちを支える「東京のお姉ちゃん」として、成長していこう。
初代東京のお姉ちゃんより

痛みを知り成長した君へ
小さい時からパパの真似をして、一緒にスキンケアしていた君も、もう小学二年生。
今では、お風呂上りは必ずミスト化粧水をするまでに。
パパの英才教育のたまもの、でもここまで来るのに数々の困難を乗り越えてきたね。
一年生のあの日。
洗面台のお兄ちゃんの冷却スプレーを化粧水と間違えて顔にシューッ!
「痛いー!」と悶絶する君。鬼の形相でパパを見るママ。
でも、あの痛みを知って君は強くなった。
今では、スプレーを手に取ると、まずボトルをしっかり確認するまでに。
そう、失敗から学んでいくことが、キレイになる一番の近道なんだ。
これからも、パパと一緒にスキンケアを楽しもうな、お願いです。
パパより

お父さんへ
冬の夕方、台所で母が鍋の準備。 ふいにお父さんが「お母さーん、背中かゆい。あれ塗って。」と。 「わかった~」と私が行く。
お父さんは「あれ?」みたいな顔、少し照れてた? 久しぶりに触れるお父さんの背中、実は私もちょっと複雑な気持ちだった。
丸くなった背中にクリームをそっと塗る。 「こんな当たり前のこと、ずーとせずに大人になったな」としみじみ。
お父さんは「ぬるぬるするなぁ」と笑って、私も「こんなもんやで」と笑い返した。 あの数分間、てれくさくも大切な時間。今でもお父さんの温もりがふわっとよみがえる。
面と向かって言えなかったから、今伝えます。 生まれた時から、ずっと愛してくれてありがとう。 これからも、背中がかゆくなったら、いつでも喜んでクリームを塗ってあげるね。
娘より

愛しいあなたへ
指先で触れる、その柔らかさ。 私の肌に、あなたの温もりが移る。
あなたが生まれたあの日から、私の世界は、色を変えた。
正直、震える夜もあった。
この手で、あなたを抱きしめる資格なんて、 私にはないのかもしれない、と。
でも、あなたは私に教えてくれた。
肌で触れ合うことの、確かな意味を。
言葉にならない、確かな絆を。
気づけば、私のなかに、新しい私が育っていた。 この温もりが、私を「母」にしていく。
ささやかで、けれど揺るがない、そんな場所へ。
ありがとう。私の、小さな奇跡。
母になっていく人より

人生を楽しむお母さんへ
お母さんの手の温もり、今も肌が覚えてる。
家族のため、計り知れない時間を費やしてくれた証だよね、本当にありがとう。
それでいて、どんな時も楽しむことを忘れないお母さん。
お母さんのように「人生を楽しむこと」を、
今度は私の子どもにも肌で感じてもらいたいと思ってる。
これからは、お母さんが好きな美容やおしゃれも
思いっきり楽しんでね。
「娘より若く見えるね」と言われても、ちゃんと笑って受け入れるよ(笑)
お母さんの教えが肌にしみ込んだ娘と孫だから、それも楽しめると思わない?
今度3人で顔を寄せ合って、女子トークに花を咲かそう。
キラキラ輝くお母さんが大好きな娘より

思春期 真っただ中の長女へ
幼い日、太陽の下、無邪気に肌を寄せ合ったあなたも、
「ビジュがいい」を何よりも大事にする思春期女子に成長したね。
入念なスキンケアや日焼け止めを塗る姿に、ママは感心すらしています。
「だる~」と言いつつも、妹たちとビーチバレーをし、ママとカヤックを漕いだ、この夏の家族旅行。
時折、あの頃の無邪気なあなたが顔を出すから、ママは嬉しくって、ずっと続くといいなと思ったよ。
これから一緒に過ごす夏も減るかな。
あなたの世界が広がることが母として誇らしくもあり、でも少し寂しくもあります。
ただ、あと少しだけ、こうして一緒に夏を過ごせたらいいなぁなんて思ってしまうよ。
来年の夏休み、あなたのお気に入りの日焼け止めを、また教えてくれるかな。
ママより

青春を共に歩んだ親友へ
大学卒業から4年。毎年一緒に祝う誕生会も今年で8回目。
何も気にせずケーキを頬張ったり、いいコスメ発見したら必ず教えたり、青春の証のニキビで共に悩んだり。
互いに違う道を歩む今も、あの頃の記憶が肌の奥にじんわりと残る。
ニキビに悩んだ日々は今やすっかり笑い話で、最近は「気になり始めた肌の変化」の話題で持ち切りだね(笑)。
でも、こんなことすら話せる関係がうれしくもある。
これからも、ささいな肌の変化も、小さな喜びも、少しの悲しさも、分かち合おう。
9回目の誕生日は、私の自慢のパートナーを紹介させてね。
パートナー募集中の親友より

41歳のシワに、祝福を。
明日があなたの誕生日だということを、今朝のカレンダーで思い出しました。ごめん。
結婚して10年、いろんなことがあったね。
笑って泣いて、時々ぶつかって。
気づけば、リビングの床で寝落ちするくせに、スキンケアだけは欠かさない男に。
「けっこう調子いいんだよな」なんて言うあなたに、最初はイラっとしてたけど、今は素直にいいと思う。
シワもたるみも、頑張ってきた証。
おじさんになったけど、健康ならそれでいい。
誕生日おめでとう。
プレゼントは良い美容液にしてあげよう。
妻より

魔法使いのおばあちゃんへ
「ぎゅーってすると、安心するね」
「ふくふくの手がだいすきだよ」
「もちもちの肌は気持ちいいね」
「かゆい?・・・これ塗っておこ!」
おばあちゃん、うちの娘にいつも優しいスキンシップとスキンケアをありがとう。
ミストをかけたり、クリームを塗ったりするだけの簡単なスキンケアも、おばあちゃんの優しさで「魔法のスキンケア」になるみたい。
優しい魔法にかかってニコニコ顔のあの娘を見ていると、私も一緒に魔法にかかるんだ。
いつか、あの娘も魔法使いになれるように、私もずっと伝えたいな。
おばあちゃん直伝、たくさんの愛が込められた「魔法のスキンケア」を。
魔法使い見習いの娘より

木曜の先輩へ
「木曜どう」
8か月ぶりにそっけないLINEが来た
あなたが1年先に中学を卒業してから
部活も違ったのに会う関係が続いている
「そういえば会社作ったんだよね」
飄々となんでもないよ、みたいに言うけど
大変な時期があったこと、実はちょっと知ってるんだ
コーヒーを飲む手が乾燥して、薄く赤い線が入っているのを見て、
私の心がざらつく
そうそう、らしくないと言われそうだから秘密にしてたんだけど
いま化粧品の会社に勤めてるんだ
今度余りものってことでスキンケア用品買っていくよ
それじゃあ、また
よくできた後輩より

ドヤ顔でスキンケアするきみへ
高校から7年も一緒にいるのに、相変わらず口下手なきみ。
でも、大学受験や就職活動で私が本当にしんどいときに、
ただ隣にいてくれたきみの優しさが、どれだけ心強かったか。
オシャレに目覚めて、スキンケアまで始めちゃうなんて、
あの頃は想像もしてなかった。
最近、肌がきれいって褒められて、
ちょっとドヤ顔してるのを見るとつい笑っちゃうんよな。
でも、嬉しそうにしてるそんなきみのこと、大好きやで。
これからも一緒に、肌も心も磨いていこうな。
7年たってもきみを愛する人より

あの夏を彩った君へ
君が退部することを夕会で初めて聞いたあの日
愚痴を聞くこともしばしばだったけど、
次の夏も一緒にいられると思っていた
毎日のように「焼けたかな」って呟きながら
隣で日焼け止めを塗る君
少し甘ったるい匂いがまさに君って感じだった
大人になっても休みの日とか
あの日焼け止め時々使ってるよ
今年も夏が来たね
今年の夏も君を想う人より

笑いジワを気にする君へ
この前の週末の買い物、助手席にきみがいてくれたこと。
あれって、僕にとってはとてもささやかな幸せなんだよ。
隣にいるきみを見るたびに、「今日も一緒だね」って、思うんだ。
車のミラー越しに見えるきみの横顔に、今日も例の笑いジワを見つけたよ。
きみに怒られちゃうかもしれないけど、僕がたくさんきみを笑わせた証拠みたいで、結構好きなんだよ。
これからも、きみの笑いジワが増えていくのを、ずっと隣で見ていたいな。
大丈夫、そう言ってる僕だって、きみと同じくらい笑いジワが増えてると思うからさ。
次の週末、一緒に使える美容液でも見に行こう。
いつもありがとうが素直に言えない夫より

夏の息子へ
夏の日差しを味方にして、君の肌は、日に日にたくましさを増していく。
水着の形に日焼けした肌も、夏を全力で楽しんだものだけに与えられる勲章だ。
日焼けした肌の奥に、少しずつ強さが宿っていく。
昔、お父さんもそうだったから、わかるんだ。
夏が終わる頃、たくさん勲章をもらって、君はまた少し大きくなる。
もしかしたら、お父さんよりすごくなっちゃうかもな。
でも、まだ時間はかかりそうだから、
君の肌から感じる成長を、見守っていこうと思う。
お父さんより

次回の更新は、9月24日(水)を
予定しています。お楽しみに。