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徹底解明!くすみ肌の原因と透明感のカギを握るスキンケア

徹底解明!くすみ肌の原因と透明感のカギを握るスキンケア

肌荒れしたり乾燥したり、肌にトラブルがあるときは透明感が損なわれ、くすんで見えることがあります。くすみの原因から肌を守るには、日中の紫外線対策と朝晩の保湿で肌の土台を整えておくことが大切。さらに、くすみに適した成分を取り入れることで、透明感に差がつくでしょう。くすみ対策スキンケアのポイントを詳しくご紹介します。

くすみ肌とは

透明感や明るさ、つやが失われたように見える状態の肌を指します。肌のトーンが暗く、疲れているような印象を与えてしまうことがあります。

敏感肌はくすみに悩みがち?

敏感肌の人は、肌(角質層)の細胞どうしの隙間が広くなっていて、バリア機能が低下しています。そのため紫外線や大気中微粒子、摩擦などの外部刺激を受けやすく、肌内部では繰り返し炎症が起きやすい状態に…。すると、肌を黒っぽくするメラニン色素が過剰に生成されることがあります。

敏感肌の人は健康な肌の人に比べて、くすみの悩みが深まる可能性があります。

くすみの原因

くすみをもたらす原因はさまざまですが、なかでも代表的なのは紫外線と乾燥です。このほか余分な角質や摩擦、血行不良なども原因になります。

紫外線によるシミ・くすみ

シミができるプロセス ①メラニン合成指令 ②メラニンを過剰生成 ③ターンオーバー ④シミの発生

シミができたことにより、薄い褐色のくすみ感が生じている状態です。紫外線のダメージを受けると、次のようなメカニズムでシミが発生します。

1. 肌の内部で炎症反応が起こる
2. 炎症反応によってメラノサイトが刺激され、シミのもとになるメラニンが過剰生成される
3. メラニンが肌に蓄積してシミになる

過剰につくられたメラニンは通常、肌のターンオーバー(細胞の生まれ変わり)によって、古い角質とともに排出されます。しかし紫外線を繰り返し浴び続けると、メラニンが過剰生成され続けてしまい、排出が追いつかなくなるのです。

日常生活で浴びる紫外線であっても、長期にわたるとダメージが蓄積していきます。1年を通して紫外線から肌を守ることが大切です。

乾燥によるくすみ

うるおってキメが整った肌 乾燥してキメが乱れた肌

乾燥して粉を吹いたりカサついたりしている肌は、キメが乱れた状態に。光をまばらに散乱するため、くすんで見えるようになります。一方でキメが整ったなめらかな肌は、光を均一に散乱するため明るく見えます。

また肌が乾燥してキメが乱れているときは、角質層のバリア機能が低下しています。紫外線のダメージを受けやすいので、保湿ケアに加えて紫外線対策も忘れずに行いましょう。

余分な角質によるくすみ

肌表面の角質層が厚くなって、くすんで見える状態です。

通常、バリア機能の役目を終えた角質細胞は、新しく生まれてくる細胞に押し上げられて自然にはがれ落ちます。ターンオーバーの周期が乱れると、古い角質がはがれ落ちずに残ったり、角質細胞が過剰につくられたりして、角質層が厚くなります。

ターンオーバーが乱れる原因は加齢や睡眠不足、ストレスなどさまざまですが、紫外線も主な原因の一つです。

摩擦によるくすみ

肌をこするように触れると、炎症を引き起こしメラニンの過剰生成につながります。角質層が傷ついてバリア機能が低下するため、敏感肌の引き金にも…。スキンケア化粧品でお手入れするときや洗顔するときは、優しく肌を包み込むように行いましょう。

血行不良によるくすみ

睡眠不足や冷えなどによって血行が悪くなると、肌の血色が失われて暗く見えるようになります。なるべく6時間以上は睡眠時間を確保して、適度な運動も習慣づけることが大切。血行不良はターンオーバーを乱す原因にもなります。

くすみ対策に取り入れたい注目のブライトニング・保湿成分

注目成分ナイアシンアミドの特徴 ブライトニング 高保湿 低刺激

「ブライトニングケアを取り入れてくすみ対策したいけど、肌の刺激になりそうで心配…」という敏感肌の人もいるのではないでしょうか。そんな悩みに応える成分として最近注目されているのが、低刺激なブライトニング成分「ナイアシンアミド」です。

ナイアシンアミドはビタミンBの一種。ビタミンC誘導体に似た働きがありながら、保湿効果も高いことが特徴です。うるおいにより、低下したバリア機能を整えてくれます。

透明感のある肌を手に入れるスキンケア

くすみの主な原因に立ち向かうためには、紫外線対策と乾燥対策がカギになります。どちらも行っている人が多いかもしれませんが、いま一度ポイントをおさらいしてみませんか?

日焼け止めによる紫外線対策

日焼け止めによる紫外線対策

日焼け止めは「適量」を「丁寧に」塗ることが大切です。日焼け止めの量が少ないとムラになり効果を十分に発揮できません。乳液やクリームタイプの適量は、パール2粒分が目安です。次の手順でムラなく塗っていきましょう。

1. 適量の日やけ止めを手に取る
2. おでこ・鼻先・両頬・あごの5点にのせる
3. 顔の内側から外側に向かって、全体に優しく伸ばす

紫外線の照射量は季節によって変動しますが、ゼロになることはありません。雲や窓ガラスも通過するため、季節や天候にかかわらず、1年を通して対策しましょう。日焼け止めは毎日使うものだからこそ、刺激になりにくい敏感肌用・高保湿なタイプがおすすめです。

詳しい紫外線対策は、日焼け止めは「適量」が大事!効果的な塗り方のポイントと注意点【動画解説付き】の記事も参考にしてください。

たっぷり保湿

朝と夜の洗顔後、なるべく早くたっぷり保湿しましょう。化粧水で水分を与えながら肌のキメを整え、乳液やクリームの油分で水分が逃げないように閉じ込めます。しっかり保湿しておくと肌がなめらかになり、日焼け止めを塗るときもムラになりづらくなります。

乾燥がひどい人は保湿美容液をプラスするとよいでしょう。保湿美容液には保湿成分が多く配合されています。さらにブライトニング成分を配合した保湿美容液なら、紫外線によるくすみケアも同時にできるのでおすすめです。

くすみ対策におすすめの下地

スキンケアによるくすみ対策に加えて、トーンアップ化粧下地で透明感を演出するのもおすすめです。

くすみをカバーしようとファンデーションを厚塗りすると、肌に負担をかけてしまいがち。しかし化粧下地で自然に肌をトーンアップしておけば、ファンデーションは薄塗りでも、もしくは塗らなくても美しく仕上がります。

クレンジングのときも時間をかけずにサッと落とせるため、摩擦が軽減できます。紫外線対策もできるトーンアップ化粧下地なら、時短にもなるので便利ですね。

効果的なアイテムで透明感のある肌へ

くすみの主な原因となる、紫外線と乾燥。バリア機能を低下させ、敏感肌の原因にもなります。刺激の少ない敏感肌用の高保湿な日焼け止めや、ブライトニング成分を含む保湿美容液などを活用して、透明感のあるクリアな肌を手に入れましょう。

ラ ロッシュ ポゼ UVAアンバサダー
皮膚科医 友利新先生

現在、都内2か所のクリニックに勤務の傍ら、医師という立場から美容と健康を医療として追求し、美しく生きるための啓蒙活動を雑誌・TVなどで展開中。
美と健康に関する著書も多数。

野村有子先生
野村有子先生

ラ ロッシュ ポゼ UVAアンバサダー
皮膚科医 友利新先生

現在、都内2か所のクリニックに勤務の傍ら、医師という立場から美容と健康を医療として追求し、美しく生きるための啓蒙活動を雑誌・TVなどで展開中。
美と健康に関する著書も多数。

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